応動昆発表

 2011年3月の応動昆では
マルチプレックスPCR法によるネギアザミウマの系統識別」
という講演申込みを行った.これは本ブログでも紹介しているマルチプレックスPCR法による単性生殖系統と両性生殖系統の識別方法についてである.この方法で意外と圃場での混発や飼育のコンタミしていることがわかった.
たぶん,他の都道府県や研究所もこれを使って調べられたら良いかと思う.

 他に小集会で2題発表する.一つは「Haplodiploidy 2nでもメス,nでもメス:ハチやダニの混沌とする性決定」という題でする.今でも教科書的な本にhaplodiploidyは2nが雌,nが雄という書き方をしているが,これは間違っている(状況証拠ではあるが).それをもう一度考えてほしいことを訴える.もう一つは「昆虫の同定にDNAって役に立つの?」という題で発表する.これは一連のDNAバーコードに対しての問題提議としたい.
 あと,共著で「Wolbachia」,「ネギアザミウマ」,「シロアリ」,「飛ばないナミテントウ」などなどがある.