アクセプト

　Journal of Invertebrate Pathologyに
Watanabe M, Kageyama D and Miura K Transfer of a parthenogenesis-inducing Wolbachia endosymbiont derived from Trichogramma dendrolimi into Trichogramma evanescens.
という論文がアクセプトされた．今までの中で最短の部類に入る．
この論文は生物的防除に利用する寄生蜂などは主に雌しか役に立たないこと大量増殖するのも雌だけが効率が良い，という観点から宿主昆虫を産雌性単為生殖化させるWolbachia(PI Wolbachia)などの共生微生物が使えないかを検討したものです．PI Wolbachiaを未感染の個体にマイクロインジェクションして10世代以上連続で飼育した．感染個体はどの世代でも継続して得られるが一向に産雌性単為生殖の個体が得られなかった．これについてRT-PCRなどを使ってなぜ産雌性単為生殖化個体が得られないかを考察したものです．