ネギアザミウマIYSV

 高知のIYSV多発地のネギアザミウマからのIYSV抽出を試みた。ネギアザミウマ6頭からRNAとDNAを抽出。結果としてネギアザミウマはすべて両性系統であったが、IYSVは保有していなかった。この間香川でもそうだったが、IYSVが多発しているからと言ってネギアザミウマが高率でIYSVを保有しているわけではない。

ということはかなり高率(100%近く)でネギアザミウマを防除しなければIYSVは簡単に蔓延するということだろう。なんか最初の目的(個体のIYSVとの親和性をみる)とは異なり、ほんの一握りの個体がIYSVを保有しているならば野外個体群から探すだけでも大変である。