ネギアザミウマAllele Specific PCR

 ネギアザミウマの合成ピレスロイド系の殺虫剤に強い個体を識別するためにAllele Specific PCR (AS-PCR)法用のプライマーを作った.その結果が出た.
 
 以前にも書いたのだが,Toda and Morishita(2009)でGenBankに登録されているAB499848.1TとAB499851.1Tを取り出しアライメントして任意の配列のプライマーを作成した.変異は1塩基なので,その塩基が3'末端にくるように設計している.上記は左からマーカー,合成プレスロイド系殺虫剤(アグロスリン)に強い個体群の個体が3つ(2つバンドが出ている),そして弱い個体群(宇都宮大学系統)の個体3つ(一つしか出ていない)を表す.