IYSV

 9月に高松から持って帰ったネギからIYSVを拾うためにRT-PCRを行う.

結果です.左からマーカー,次が出なかったレーン,次と次がIYSVが検出されたレーン.およそ900bpぐらいですから大丈夫だと思います.明日はこの産物をシーケンス.
 今日はまず,-80℃に保管していたネギのIYSVに感染していると思われる部位(何分素人なのでただの感です)をナイフで1cm角ぐらいに切り出す.次に切り出したものをRNeasy Plant Mini Kit(キアゲン)でプラスチックの使い捨て楊枝でできるだけグジャグジャににする.そしてキットの手順通り行いIYSVのRNAを10μl抽出.さらに,PrimerScript RT-PCRタカラバイオ)で鋳型RNAの変成および逆転写反応まで行う.Template RNAは5μl.できた逆転写反応液を1μlで通常のABIのpremixGoldTax360でPCRPCR反応はプライマーはIYSVN5とIYSV3T(奥田ら, 2005).96℃10分でその後,95℃1分,55℃1分および72℃1分半を40サイクロ,最後に72℃7分.
 このシーケンス結果はネギアザミウマとIYSVの親和性(素人なんでなれない単語)を定量RT-PCRで調べる基礎となる.もうじき鳥取のIYSVも来るのでそれと比較して解析を行う予定である.